東洋医学では、人体は見えないエネルギーが循環していると考えられています。体のどこかに問題がある場合、体の表面の一部(ツボ)に変化が現れます。この時、適切なツボを刺激してエネルギーの循環を正常な状態に戻すことで体調が改善され、気分も良くなります。
ツボのおもしろいところは、手のツボを刺激することで肩こりが改善したり、足のツボで胃の調子が良くなるなど、目的の場所から離れた場所がツボであることがあります。特に副作用もないので、興味があるツボをどんどん押してみましょう。
指圧の際は、指先だけでなくゆびの腹の部分など全体を使い押していきます。軽い指圧は人差し指などで行い、強めの指圧は、最も力が入る親指で行います。
ツボの位置はそれほど厳密にこだわる必要はありません。近い位置で刺激に敏感な部分があればほぼ間違いないでしょう。 肩が全体的に堅くなっている場合などには、なでたり、もんだりマッサージするのが効果的です。手のひらや指3本を使い広範囲に刺激を与えます。 自分で届かない部分は、親しい方にマッサージしてもらうことで、気持ちもリラックスすることができます。 また、つぼ刺激グッズなどを使うことでも気持ちよくツボを押すことが出来ます。
肩の付け根と肩先の中間。肩の骨の背中側の脇。肩に手を乗せて凹んでいると感じるところ。周辺を押して最も気持ちいいと感じるところ。
直接手でたたくか中指で押し込みます。または、木づちなど肩たたきの道具などを使うのも有効です。肩こりをはじめ、頭痛や疲れ目にも効果があります。
首を前に曲げたときにできる突起を1番として、3番目と4番目の間から指2本分外側。呼吸を楽にする効果もあります。
こちらも位置の特定などが難しいので、パートナーに押してもらいましょう。こちらも、ドライヤー、蒸しタオルなどで暖めるのも効果があります。
肩胛骨の中央付近。やや腕の付け根よりにくぼみがあります。ツボに当たると肩全体がピリピリする感覚があります。
手を回すのが難しい箇所なので、パートナーに押してもらいましょう。また、ドライヤー、蒸しタオルなどで暖めるのも効果があります。
小指の付け根部分。拳を握るとできるしわのになる部分。首筋や後頭部の頭痛にも効果があります。
指で強めに押す。ペンなどを使い押し込むのもよいでしょう。
左右の手で両耳を覆い隠すような位置にして、親指で押します。緊張の緩和や頭痛のある方にも効きます。
指で強めに押す。蒸しタオルやドライヤーで暖めることも有効です。肩こりから、目の疲れ、頭痛などに有効なツボで、頭部の血液循環が良くなります。また、眠気を覚ます効果もあります。
耳の後ろの突起の後方。生え際を下から上に向けて押していくとくぼみがあります。左右の手で両耳を覆い隠すような位置にして、親指で押します。心地いい刺激があります。
肩こり、頭痛、目の疲れに効果があります。
人差し指と中指の付け根の部分。やや手首よりの深いところ。
首や肩のこりに効果があります。
薬指と小指の付け根の部分。やや手首よりの深いところ。
第一頸項点と同時に刺激することが効果的。首や肩のこりに。
足の裏には、体の各部につながる末梢神経があり、多くの重要なツボが集中しているのでぜひマッサージしておきたいところです。
本来であれば、肩こりに有効なツボを刺激したいところですが、私はいつもフットマッサージャーを使用しています。 フットマッサージャーに足を置き、まんべんなくマッサージします。 足の裏には肩こりのツボ以外にも体全体のツボが集中しているのですが、 健康なツボを押すことは、特に悪いことはないので、どのツボでも関係なく足裏全体を機械に押してもらいます。 痛いと感じる部分は、軽めに当てていると次第にほぐれてきて痛みが薄れてきます。血行が良くなる感じが分かります。かなり気持ちいいです。 私の使用しているフットマッサージャー数年前の機種ですが、タオルケットや毛布を下に敷くことで近くに寝ている人がいても大丈夫なほど静かです。階下にも響きません。 最近の機種ではさらに静かなようですので夜中に使用する場合も問題ないようです。 「気持ちいい」と「痛い」は人によって結構違いますので、購入前に近くの電気屋さんでどんな感じか体験することをお勧めいたします。 | 手の届きにくいツボは信頼できる方に手伝ってもらう (パートナーがいない場合はつぼ押し器具がベスト) 指の腹の部分も使い広範囲に刺激する
●他の肩こりに効くつぼ● 肩こりのつぼ押し:膏肓 手にある肩こりのつぼ:曲池 |