姿勢が歪んでいると不自然な体制から無理がかかる箇所が出てくることとなり、その結果コリとなります。
立つ姿勢、座る姿勢どちらの場合でも背筋を伸ばすようにしましょう。胸を張った姿勢は、周りから見ても見栄えがよいことや、前後左右にもバランスが良いことで肩がコリにくくなります。猫背の方などの場合は、市販の矯正用ベルトにて正しい姿勢へ修正していくことが大切です。背筋矯正ベルトにて参照下さい。
デスク周りで使用されるチェア(事務チェア)のほとんどは高さを調節できると思いますので、自分にあった高さへ調節します。
適切な高さは、かかとが地面に着いた状態で、ひざが直角になる位置です。裸足の場合とスリッパや靴を履いたの場合では適切な高さが違ってきますので、履き物の高をふまえた上でベストな位置に調節しましょう。
主にキーボードを多用する方。または、ペンを持つ事が多い方の座り方です。椅子の座面にはほとんど触れず背筋をまっすぐにして座ります。正しい椅子の座り方のお手本のような姿勢です。
これまで姿勢の悪かった方や猫背の方などは長時間正しい姿勢で過ごすのはきついと思います。そんな時はバランスボール(ヨガボール)をお勧めします。 バランスボールとは巨大なゴムボールです(直径55〜75cm:身長による)。もともとフィットネスにて使用されるボールですが、これに座ると転ばないように体がバランスをとり最も転ばない安全な姿勢(正しい姿勢)となります。私も使用しています。バランスボールのページで見ることが出来ます。 ボールに座ることは最初はきついですが、慣れてくると10時間でも座れます。運動不足で腰痛になった方にも有効です。 正しい姿勢で長時間座ることが困難な場合は、パソコンチェアーにて紹介しています椅子などを使うことにより正しい姿勢を保つことが出来るようになります。結果として悪い姿勢からくる緊張(肩こり)が原因である場合は、症状が軽くなるでしょう。
ペンを余り持たない方の椅子の座り方は、この姿勢が多いようです。
背中をいすの背もたれにべったりと付け、肘は椅子の肘当てに乗せます。高機能の事務チェアの場合はヘッドレスト(枕のような部分)がありますので頭部もべったりくっつけます。 仕事中にずっとこの姿勢でいることは難しいですが、腕と頭部の重量が軽くなりますので肩への負担は減ります。また、キーボードを打つ姿勢と比べて上半身の筋肉の緊張が少なくリラックスできますのでコリにくい姿勢といえます。 但し、片方の肘に体重をかけたり、背中が丸くなったりと悪い姿勢になりやすいので注意が必要です。 背筋がまるくなることは腰痛持ちの方には悪影響であるといえます。腰部分を支える(背骨のS字カーブを維持する)機能の付いている事務チェアをお勧めします。 正しい椅子の姿勢に関してまとめると、 ●片方の腕に体重を乗せないこと ●うつむき加減、前かがみにならないこと ●腰がまるくならない。おしりを突き出した感じにする ●腰から上は背骨がまっすぐ。 ということ。正座の姿勢での上半身の形が、椅子に座った状態でも保てるようにすることです。 | 胸を張った欧米人に比べ、日本人は猫背が多い傾向に バランスボール。これに座ると背筋がまっすぐに 後傾姿勢。手に何も持たず肩の力を抜いている状態。 |